私はドラッグストアチェーンの教育担当者として9年の経験を重ねた後、保険薬局グループで7年半、ボランタリーチェーンで約3年をかけて、全社員を対象とした教育の内製化や講師の育成を実施して参りました。医療者向けの教育プログラム開発にも、数多く携わる機会をいただきました。参加者のモチベーションが上がる研修の開催も、現場で活用できる教材の制作も自信はありましたが、教育学について理論的に学んだ経験がなかったため、どこか参加者への申し訳なさがありました。また、私は“倫理”という学問領域で、初めて薬学博士をいただいた稀有な人間です。私が薬学部在学中、薬という物質を扱う薬学には倫理という授業がありませんでした。
薬学と私|公益社団法人日本薬学会(pharm.or.jp)
それから医学分業が進展し、平成4年の医療法改正時に薬剤師が医療の担い手に位置づけられて、薬剤師の業務は対物業務から対人業務へと変わったため、薬剤師にも倫理教育が必要になりました。当時、10校を超える薬科大学や薬学部で非常勤講師として倫理を教えていましたが、物理的な限界と焼け石に水といった感覚を持っていました。 そこで、ICTを活用した基盤がないと、多くの薬剤師や薬学生に倫理教育は届けられないと考え、長男が大学受験、長女が高校受験の年に、熊本大学大学院社会文化科学研究科システム教授学専攻への進学を決意しました。同専攻は教育設計に関する知識やスキルを、フルeラーニングで習得できるオンライン大学院です。
http://www.gsis.kumamoto-u.ac.jp/ここを修了してインストラクショナルデザイナーとなり、全国30万人の薬剤師と7万人の薬学生に“薬剤師のための倫理教育プログラム”を届けることが、倫理で学位をいたただいた私の使命なのではないかと考えました。 倫理教育のみならず、長年、手掛けて参りました医療者・介護者、医療系学生を支援するためのコンテンツを順次、配信するとともに、企業における教育施策の提案と実施の経験を以て、皆さまのお力になれますことを願っております。
【Qualification】
薬剤師博士(薬学)修士(システム教授学)
経営倫理士臨床認定倫理士
eLPシニアマネージャー
eLPシニアラーニングデザイナー
eLPシニアコンサルタント
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